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久米繊維さん主催「第1回 日本酒Tシャツ試飲会イベント」に参加!

気温もだいぶ春めいた先週土曜、4月10日(土)、錦糸町に降り立つ松澤。
中学、高校と過ごした、「第二の故郷」的にずっと片思いしてる街。
毎度のことですが、「帰ってきたよー!」という気分になるのが不思議。

久米繊維工業株式会社さんでの14時から開催のイベントに参加すべく、太平3丁目に向かい始めたのだけど、「おお!そういえば錦糸公園の桜!」と、久米さん側とは反対側に(昔の‘ロッテ会館’の側、ですね)道を渡って錦糸公園に。ここも、超なつかしい。そして、いきなり凄い写真スポット発見!

久米繊維工業社屋×東京スカイツリー×サクラ!「KUME」の文字を誇らしげに冠に頂く社屋、つくりかけのスカイツリーに負けてないぞ!この雄姿…と、10分位公園で写真をバシャバシャ撮って、ギリギリで久米さんのビル1Fの会場へ。

想像以上の沢山の方々が集まり、満席状態の会場、まずは久米信行社長の基調講演。
「全国の酒蔵×久米繊維発の日本文化再興プロジェクト」という題名、サブタイトルは「日本でこそ創りえるものを世界へ未来の子供たちヘ」。

米、水の質と杜氏のさじ加減で質が決まる日本酒も、そして天然繊維(有機綿)とグリーン電力、職人の技で完成する久米Tシャツも、「世界で一番コストが安いところでつくられている、大量生産の(安価な)工業品」とは対極にある、「日本でこそ創りえるもの、守りえる文化」
なぜ、久米繊維さんが日本酒Tシャツなのか?…本日、ここへ来て、この久米社長のお話で大きく納得。久米社長の、ウルトラわかりやすく伝わるパワーポイントに導かれるように、
「そう、手間がかかる×難しい=面白い×ありがたい、だよね!」
と、うなずきながらスライドに見入る松澤(傍から見ら、‘うなずき好きのオバサン’風に見えてただろうなあ、てかオッサンか)。

続いて、「世界中どこでも同じグローバル商品しか買えない均質社会」にあって、「世界に発信すべきもの、未来の子供たちに残したいもの」って何だろう?という問いかけが、胸にぐさっと刺さってきた。

「均質化」は、情報と物流が極限までグローバルワイドになった現代が、リバウンド的に享受せざるを得ない‘状況’。ユニクロ、ZARA、マクドナルド、ニトリ、無印良品…4月12日「カンブリア宮殿」で‘勝ち組’と紹介された企業たちも含め、この「均質化」と「大量生産」は、もはや‘先進国’生活者のインフラなのかもしれない。
でも、久米社長はこう続けられた。
「日本各地に息づく、美と味わい、伝統と精神性が自ずと伝わる‘もの’。
この地に生まれて良かった、訪ねて良かった、住んで良かったと実感できる人と技が途絶えたら、文化も途絶えてしまう。ものづくりが途絶えると、地域の活力もなくなる。」

毎日が、「均質化」と「大量生産」のモノの消費、だけでいいのか?
では、なぜ人は時に「限定品」や「オリジナル」にこだわったりするのか?
松澤が百貨店の店頭で繰り返し考え、細々と実行し続けてきた「今だけ、ここだけ、あなただけ」の東武限定品、っていうのも、「均質化」と「大量生産」だけに飽き足らないニーズをすくい上げてきたつもり。きっと、やっぱり、ここなんだ、百貨店が生きていく道は!と、講演半ばにして腑に落ちまくりの松澤。

久米社長は続けられた。
「わたしたちの夢〜LOHASPAS企業ヘ
Lifestyle Of Health, Art, Smile , Peace And Sustainability」
先月、イトキン株式会社の辻村真一さんと久米社長を尋ねた際、70歳までの人生のヴィジョンをきっちり語られた辻村さんに、「きちんとご自分の夢を語ることが出来るのは大切なことです」と言われていたのを思い出した。誰もが共有出来るフレーズで、生業を語りつくせる会社って、すばらしい!

そして最後、「わが郷里、東京下町、墨田区で実現したい夢」。
東京スカイツリー、すみだ北斎美術館、相撲、芸者、路地裏をめがけて1,000万人を超える海外からの観光客が押し寄せるであろう、墨田区。その「地域」で地場産業の一翼を担われているお立場からの素晴しい提案。素晴しいので、そのまま引用させて下さい!

墨田区を日本文化の要、日本酒の宝庫、聖地にしよう!
1)スカイツリーの見えるガード下で、日本中の美酒と酒肴が楽しめる
2)週末、すみだ北斎美術館の前の通りは、各地特産品の屋台と大道芸
3)商店街や路地裏の隠れ家カフェや居酒屋で、蔵元秘蔵の酒が飲める
4)Tシャツを皮切りに、すみだのものづくり力で日本酒アイテムが勢揃い
5)すみだ酒の陣×毎月のように区内ギャラリーで日本酒関連イベント
6)国内のみならず海外のお客様が日本酒と日本酒アイテムを大人買い
7)観光協会連携で、墨田発、全国各地蔵元めぐリツアーを実施

「スカイツリー開業までに、日本酒丁シャツ100選」を完成させたい!」との宣言で久米社長は基調講演を結ばれた。ワクワクするような提案の数々!これは絶対スカイツリー関係者に見せなければ(ブログ読んでますか、弊店から出向しているK高さん)!
スカイツリーの物販部分がどのような編成になるにしても、「墨田区から世界に!」の発信基地的要素は絶対持たせるべきだと思う。墨田区には、そのポテンシャルが確実に在る。そして、それを「地域民芸品売場」ではなく洗練されたパッケージで提案出来る‘人’のインフラも、在る。生かさない手はないと思う。

そして、「ものづくり」と「地域活性化」の関連性を意識し、それを‘ミッション(使命)’として取組み、世界中からも観光客が集うような「観光立国」をつくること…これって、日本のあらゆる地域に言えること!
その地域、その国でしか買えない、得られないモノやサービスに磨きをかけない限り、もはや少子高齢化で、「均質化」された「大量生産」品を右肩上がりで消費できないこの日本は生き残っていけない。この先世界の中で存在感を示すための大きな手段としても、「ものづくり」と「地域活性化」は大切なのだ、という‘気付き’。

その後は、10点のTシャツの蔵元から、3社のゲストを迎えての「蔵元紹介」。
『真澄』の宮坂醸造、『一ノ蔵』の一ノ蔵、『白龍』の吉田酒造の皆様が、パワーポイントも交えながら楽しく自己紹介。特に宮坂醸造は創業350年!そして企業としての「夢」は「日本酒を世界酒へ進化させたい」とのこと。海外進出も人材を配置し着々と進めてらっしゃる。素晴しい!

育てるのが難しいが故に希少性のある国内米を、一滴一滴心をこめて仕込む。そんな蔵元の皆様と語らいながらの、後半の試飲会は、これがまたとても楽しかった!普段そんなに日本酒を飲み比べたりしてなかった松澤、こんなに様々な味があるのかと、「本日、日本酒開眼宣言!」的に何度も試飲してしまった。甘口と辛口、をこんなにちゃんと体感できたのもお初。40代にしてこの発見は、今後の人生を豊かに過ごせそうだ、とか。
一番印象的だったのは、一の蔵の「すず音」。即完売の発砲清酒との、蔵元さんのおススメコメントを頂き、すぐに試飲。これは、美味!こういうのでホームパーティー、っていうのも、いい。

そして、朦朧としつつある脳で気付いたこと。
「生産者が‘生’で語りかけるコメントに勝るセールストークはない」ということ。百貨店の物産展が隆盛を誇るのも、理由はココなんじゃないか(当たり前なんだろうが、松澤はこの日、3組の蔵元さんからの直接トークでもって、身をもって知った、っていうことです、お見逃しを)。
そして、‘語れる’商品を、その背景を熟知しつつ‘語って’売るのが百貨店の「強み」だと依然言えるのならば、こういうイベント的な販売方法こそ、ファッションフロアでもトライしていいんじゃないのか?その酒を口にしながら、Tシャツを手にして、プリントされた銘柄の筆致力、デザイン力に思いを馳せ、傍らで蔵元さんが由来を語ってくれる…以前の「ストアーズレポート」にもあった「サロン的販売こそ、百貨店のひとつの活路」というフレーズをも想起させる、このイベント手法。
まずは、この日本酒Tシャツが完成したら、日本酒売場で、このイベントを仕掛けてみる。父の日とかがいいか?妄想が膨らむ松澤。

とにかく、沢山の‘気付き’をありがとうございます!
そして、恐らくは発案者であられる久米繊維の村上典弘さんの嬉しそうなお姿も印象的でした!「夢」を実現された方の笑顔は、素晴しい。

蛇足ながら、会場限定で販売されてた10蔵の蔵元をバックプリントしたTシャツを、ネット限定でも販売してるそうなので。イベントの様子も含め、久米繊維工業さんのHPは、下記。
http://kume.t-galaxy.com/2010/04/post-119.html
今回発表の日本酒Tシャツの発売は近日中、とのこと。楽しみ!

そして、今回、ギリギリで参加を決断したのは、Twitter仲間(と勝手に思ってました)の川崎さんkawasaki_chie のある日のつぶやき。「久米繊維さんの日本酒パーティー、行っちゃいまーす」というのにつられたから。その川崎さんと、そして久保田さんukiukiya というお二人のTwitter仲間(と勝手に思ってんですが)とリアル会い出来たのも収穫。最近、先にTwitterで知り合った人とリアル対面、が面白くなってきた松澤。ホント、まだの方々は入ってきて下さい。日常が豊かになるし、思わぬ情報に導かれて、そしてこんなに学んでしまう松澤のようなヤツもいるので。

こんなことを毎日つぶやいてます。
http://twilog.org/matsuhiro1962

16時終了を過ぎても、会場をウロウロしていた(のか?)松澤。帰り、錦糸町までどう歩いたか、半蔵門線にどう乗ったのかは不明。心地よい泥酔感で、桜新町の急行待ちで目覚めた。錦糸町の桜を見たあの「時」から、‘桜’新町にいる自分の今の「時」。その間の、充実した‘墨田区滞在’に想いを馳せてみたり…。
今年の桜は、忘れられないな、きっと。

at 00:25, h-matsuzawa, -

comments(5), trackbacks(2), - -

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comment
盛本 純子@久米繊維, 2010/04/14 1:52 PM

うう。いつもながら素敵なご報告記事をありがとうございます…!

参加者の声がいちばんの励みです。

みなさんがそれぞれ交流して出会いがあったのも、主催者としては大きかったです。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします☆

久米 信行, 2010/04/14 11:27 PM

心のこもったご紹介記事をありがとうございました。ぜひ10回まで日本酒Tシャツ展と試飲会に皆勤してくださいね。ご一緒に日本中の美酒と蔵元の心意気に酔いましょう。

なかじま@久米繊維, 2010/04/15 10:20 AM

素敵なブログありがとうございました!

一番最初の桜×スカイツリー×久米繊維の写真は素晴らしいですね!!

社員一同感動です。

イベントではバタバタしてしまって、あんまりお話できませんでしたね。。。

またこのようなイベントを行っていきたいと思っておりますので、次回も是非参加してくださいね!

chiezo, 2010/04/16 6:47 PM

 こんにちは。

イベントでは、リアル松澤さんにお目にかかれましたー。

私の一声(つぶやき(?))でご参加いただけたようで、嬉しい限りです(笑)

たまたま目の前に流れてきた情報をチャンスととらえて、しっかりつかんでしまうアクティブさに脱帽です。

しかしそんなに酔ってらしたんですね…。見えませんでした(^_^;)

佐藤君, 2011/03/26 12:03 PM


テ○ポの裏スジぺろぺろされんの超やばいって!!!!
プシャァァァってシャワーみたいに発射しちまった!!(汗)

10万もらったけど、ドーテーにはレベル高すぎるわwwwww
http://oj6x8my.japan.rezque.info/oj6x8my/










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Tシャツと動画と子どもと♪遊ぶ・学ぶ・働く!毎日, 2010/04/14 1:38 PM

墨田「まち映像プロデューサー講座」でごいっしょした 小高莫大小工業株式会社 社長 小高集さんが、 先日久米繊維で開催した「日本酒Tシャツ展」を素材に 素敵な動画をつくってくださいました〜 ありがとう〜 小高社長については、 墨田映像プロデューサ

マクドナルド 最新情報, 2010/04/15 4:28 PM

マクドナルドはインターネットで全世界から牛肉、玉ねぎ、ポテトなどの価格を瞬時.... マクドナルドはインターネットで全世界から牛肉、玉ねぎ、ポテトなどの価格を瞬時に調べて、一番安いところから大量に仕入れる と日本マクドナルドの社長が明かしていました。やばく